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タイム・マシン 80万年後の世界へ

監督 ジョージ・パル  公開・1960 

面白かったです。冒頭から時計の針の音と、時計を何度も見せてくる映像で物語に惹きこまれました。主人公ジョージが傷だらけのボロボロの姿で現れたときは一体何が起こったんだ?とだいぶ (゚д゚)ポカーン な気分になりますが、そこから何が起きたのか…というので話は進んでいきます。ジョージは発明家で、タイムマシンを作ってしまうほど優秀なのですが、本当にどうやって作ったのか謎。そんな細かいこと気にしちゃ駄目。タイムマシンが馬車のようで、おしゃれなデザインになっています。過去と未来へ行くためのレバーも水晶のような物がついていて、全体的に煌びやか。映像もとても綺麗で。色がはっきりしていて、絵画を見ているような気分になりました。未来の世界で核戦争が起き、町が破壊されるシーンは特撮という感じで、車も玩具だし町も作り物な感じが半端ないのですが…それを圧倒する破壊力で…火山も爆発するし、溶岩も町に流れちゃうし…画面が真っ赤で…そんな細かい事を気にする間もないほど物語の展開がテンポよくて最終的にどうでもよくなります。未来の世界に希望をもっていたら、そんなことなかったというのがオチで。未来の世界の現実感のなさ…。現代は1899年で、1940年までは現実的に起きそうな出来事で固められているので、感情をこめてみることができます。しかしいきなり802701年…いきなりユートピア!?この場面の変わり様に、これから起こる事に期待せざるおえない。人類が核戦争後、地下(モーロック)と地上(イーロイ)に分かれているとか。モーロックがイーロイを家畜にして食ってるとか衝撃的な様子が明かされていくのですが…。モーロック、どんだけ最強の地底人かと期待したら、案外、弱い モーロックの姿は一言で言えば「妖怪」ああいう雪男いそうだよね(笑)みたいな…。全身水色なのが気色悪くて、火が苦手って…お前元は人間だったのにそこまで退化したのかみたいな。頭から肩にかけて何故か白髪で覆われているのも笑えた…。体型もぽっちゃりしているし、私は一瞬、高木ブーに見えました。ひょうきん族とかお前レギュラーだっただろ(笑)みたいな…。モーロックも笑えますが、ジョージも逆に強すぎて笑いました。というか、イーロイが全員束になってかかればモーロック壊滅できます。後ろから頭どついただけで吐血。あっさり死亡。一番笑いました…。どんなに怖い奴かと思ったら…ただのひょうきん族だったなんて。結局、現代に戻りますが、ジョージは未来人ウィーナと恋しちゃったので、802701年に旅立って終了です。映像もめまぐるしく変わって飽きない面白さ。未来って本当にどうなっているんだろう?見た人がそれぞれの未来を想像するのも楽しいですね。以下、気になった場面と好きなシーン↓

●四次元は視覚や感覚を超えている。「例えば わしが こうして前後に歩けば1次元 左右の動きを加えれば2次元 上下を加えれば3次元」お友達の説明有難う。私もよく分かってなかった●四次元とは?「単なる理論に過ぎんよ 誰一人実態も存在も知らん」「他の次元同様に確かな存在だ」●「時間の旅はできるのか」「人が未来へ踏み込んだら混乱を起こすのでは?」「未来は変えることができない」「はたしてそうか?」「人は運命を制御できるか 未来を変更できるか」●葉巻での実験。タイム・マシンの模型は消え、未来へ行った。そのものは消えただけでそこにある。「我々は1899年にいるがモデルは100年も未来にいるからだ」「現在の空間だからモデルに触ることはできない」「時間は空間も変化させる」●ジョージ「自分の生まれた時代が私は好きではない」「人が簡単に死にすぎる。科学に要求されるのは より能率的な殺人兵器の発明だ」戦争はなくならない。科学者は殺人兵器を進んでつくる発言。後に核兵器となるわけですか…。●時間の流れが、向かいの店のショーウィンドーに飾られているマネキンに焦点を当てているのがオシャレ。時の流れとともにマネキンの着ているドレスは変化していく。流行の変化が時間の変化と重なっていて、面白い。●時が経っても変わらないデビッドのジョージに対する友情。未来ではジョージは行方不明。しかし、絶対帰ってくるから…と、デビッドがジョージの家の権利を買い、守っている事実。けどデビッドは戦死…それを聞いたジョージもショックで唖然…。また更に未来へ行く姿が切なくて●もとの1900年1月5日。友人との約束のパーティの日に戻る。タイムマシンで未来に行った話を友人らは信じてくれない。ウィーナにもらった花が未来へ行った証明だと、花に詳しいデビッドに渡す。現在には無い花で、友人のデビッド驚く。●「永遠に変わらぬ友情をありがとう」デビッドに言うジョージ。永遠の別れを友人に告げるシーン。デビッドの表情の変化が細かくて…え?何故?から、確信へ。そしてジョージが去った後、嘆くでもなく、彼の行く末を楽しそうに思い描くかのような素振り。本当は寂しいのでしょう。デビッドだけがジョージの話を信じることができる。最後、家政婦さんのデビッドを見送る表情…悲しそうな、何とも言えない顔がまた涙。しかし悲劇的な終わりではない。きっとこれからジョージは現代で行方不明となり、デビッドはずっとあいつは帰ってくると言うのだろうなぁ。何かあったときのため…また、ジョージを忘れないために。ジョージの家をずっと生きている限りは守っていくのだろうなぁ。泣ける…。ジョージとデビッドの、この関係が時を超えても変わらないものだったなんて…。良い話です。時代は変わるけど思いは変わらないという…まさかの友情ものだった…。


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