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インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説

監督 スティーヴン・スピルバーグ  公開・1984

分かりやすい冒険活劇!見た後スッキリするし、素直に楽しませてもらった感じで、面白かったです。始めから終わりまで息つく暇を与えず、終始ハラハラドキドキ。ユニークなキャラも、コントのようなやりとりもテンポがよくて笑えました…。悪人も悪人なんですけど、どこか憎めず、宗教団体の群衆がひょうきんすぎ…。落ちて死亡しても潰されても何故かさほど残酷さがない…むしろ笑えるのは何故だ。騒がしい人達大好きなので見ててあきません。色んな玩具がつまったびっくり箱のような映画です。特にお気に入りなのは宮殿でのゲテモノ料理フルコース。ウィリーのリアクションがいちいち大げさで…隣のショーティの方が冷静というのが良いですね。脳みそシャーベット、蛇のびっくり料理…斬新ですよね。これでもかというほど気持ち悪くて!ここまでいくと清々しくて良いです。物語導入部で、インディが中国の奴らにはめられて毒入りの酒を飲んでしまうのですが、「その毒は早くまわるから死ぬぞ」って言われてるんですが…解毒剤を奪うまでの乱闘時間…ショーティの車に辿りつくまで…けっこう時間かかったよね…あれインディじゃなかったら死んでる。そしてショーティ…あんたは万能すぎる。何故車を運転できる?ゲーム感覚か!!インディが危機にさらされているとき、絶対にショーティは助けようとする。相手は大人なのに…何人もいるのに。その心意気、凄い。あっさり捕まるけど大好き!!ずる賢く素早いショーティ…良いキャラしてます。ラスト近くでインディがショーティを抱きしめるのですが、ウィリーというヒロイン(ギャグ色が強いので綺麗なのに損してる…だけどそこが好き)がいるのに、このおっさんと少年のやりとりの方が何かエロいです。純粋な愛情…ですよね。良い相棒だ…。そしてラスト、畳みかけるように、トロッコ→水→吊り橋 はハラハラの極致でした。アトラクションです…完全に自分も乗ってます。ここまで楽しませようとする監督のサービス精神、溢れんばかりなのが伝わってきて有難うでした。で、最後の最後でウィリーをムチで捕まえるというインディ…ラブだけどそれおかしいから!!絶対にインディとウィリーはそういう仲じゃない、おかしすぎるギャグだろ全て…しかしこの二人のやりとりも面白かったです。ショーティほど愛情は感じませんが、ハチャメチャで。悪者は完璧に叩きのめし、無事、サンカラストーンも取り返し、困っていた村を救い、良かった…良かった…でした。単純な面白さを極めるやり方。エンタメってこれだよな!という映画です。

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ハイジ

監督 ポール・マーカス  公開・2006

見たあと心がほっこりします…。山がある大自然はいいですねぇ。私もハイジと一緒におじいさんと暮らしたいです。日本アニメのハイジ(宮崎駿)のイメージでつい見てしまいましたが、全くそのままのイメージでした。ハイジにおじいさんにペーター、クララにロッテンマイヤーさん…全てのキャストがはまりまくっていて、今現在もスイスの山村に住んでいるのではと思ってしまうほどです。ハイジは「ハイジ」という題名にふさわしいほどヒロインです。こんなに素朴で愛らしくて、まっすぐな女の子、絶対、好きになりますよ! ちょっと風変わりだとか叔母さんやロッテンマイヤーさんは言いますが、それは純真だからこその感受性の豊かさにあるんですよね…普通の子では感じとれないことを感じとってしまうんですよ。鳥が鳴いてたら「なぜガーガー鳴くの?」っておじいさんに聞いたり。おじいさんはおじいさんでそんなハイジの問いに「村の人間を嘲笑っているのさ、人のおせっかいせずに山に登ってみろ、幸せだぞ」みたいなことを皮肉たっぷりに返す。おじいさんは中身は良い人なのに外面が悪いせいで、無い噂を叩かれたり…それを気にしないほど図太い精神でもなく、本当は凄く繊細で。だから山でたった一人、人と関わらずに生活をする。傷つきたくないから。そんな繊細で気難しいおじいさんはハイジの裏表ない愛情を真に感じ取り、心を開いていくのです。ハイジによって人と人が結びついていき、和が広がって豊かになっていく。山、自然が弱った人々を癒すのならハイジは自然そのものです。ハイジによって人との関係を再開したおじいさん。車椅子のクララはハイジの明るさに触れ親友になることで、山に行き、歩けるようになる。ペーターは勉強が嫌いだったが、ハイジが本を楽しく読んでいたので字に興味をもつようになる。ロッテンマイヤーさんは唯一、ハイジを認めない冷たい人。しかし認めたくないのには理由がある。ハイジの天真爛漫な良い子はつくりものではなく本物。つくりものの良い子の皮を被っているロッテンマイヤーさんは、自分の嫌な本性をハイジによって知ることになったと思う…おそらく。主人公によって周りが影響しあい、変わっていく過程をゆったりと楽しく見れる映画です。ハイジはずっと変わらない皆のアイドルです。山小屋での生活風景など、目で見て楽しい部分がたくさんあり、何よりチーズとパンが美味しそう。ヤギや子猫やカメも可愛いです。人を幸せにすることをハイジから学べます。ハイジ大好きです。

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列車に乗った男

監督 パトリス・ルコント  公開・2004

ちょっと泣いてくる…。ラストが胸迫る…。解釈も人それぞれ違いそうな、若干難解そうな雰囲気。ちょっと他の人のレビューも見たくなって読んできました。自分が分からなかった部分をちゃんと画面から感じ取れる人は凄いです!!そしてこの映画は寝起きに見ないほうがいいです…ちゃんと頭が冴えてるときに見よう…。物語初め、列車が走る音と音楽が印象的。主人公は二人の男、銀行強盗のミラン(中年)。元教授のマネスキエ(老人)。ミランが教授の町へやってきて、偶然、薬屋で二人が出会い、薬を飲む水がないと困っていたミランを教授が家へ誘い、何かそのまま一緒に生活するという展開である。全く違う人生を歩んできた二人、正反対だが、そんな相手を羨ましく憧れ、惹かれあう…お互いがそんな貴方になりたかったというような、なんとも切ない話で。土曜日に運命が終わってしまうのか、終始緊迫した中にも二人の穏やかな心の共有がある。二人の男を中心に、その関係性を楽しむ映画なのかな。淡々と進む日常のなか、お互いが今までやりたかったこと、胸に秘めていた思い、二人とも人生の後半で死を待つのみな生活だったからこそ、あれほど共感しあい心を行き来することができたのだなぁと。個人的に気になったシーン●教授の一人芝居(銃を撃つ)、一人パズル、一人下ネタ(ミランを笑わそうとしたがミランに全くウケなかった…みたいに見えて失笑)●ただ淡々と飯を食う二人●ただ淡々と月を見ながらテラスで語りあう二人●パン屋のくだり(女店員の口癖)優しい嘘をつくミラン「ちゃんと言ってたよ」的な●教授のところに通いにくる生徒が何気に美少年●教授の女(熟女)登場でおっさんが嫉妬●物語全体に漂う加齢臭…な個所でけっこう、クスクス笑いました…。切ないですけど、ユーモアも散りばめてあって、悲壮感が和らぐ感じで微笑ましくとても良かったです。印象的な台詞は 「優しさに用心しろ、慣れてしまうから」「年を経るほど輝きは増す」 年とって自信をなくしたと言うマネスキエにミランが、輝いてると言ったこの台詞は何ともせつねぇです。教授にとっては駄目だと思えることでもミランにとっては全て輝いてるんですよね…まぁお互いそうなんですけど。教授がミランに銃の撃ち方を習ってるとこも、何だかせつねぇです同じ意味で。二人はラストで死を迎えるのですが、死の淵でようやく目が覚めたというか、新たな世界が見えてきて。それはミランはマネスキエの人生を、マネスキエはミランの人生を生きるという。初めはミランが列車に乗りこの町にやってきたけど、今度はマネスキエが列車に乗り旅にでる。行き先は分からないまま。このラストの教授がミランにカギを渡すところとか、二人交差するとことか、やっとお互いが生きたかった人生を交代して歩けた…みたいな暗示になっているようで不思議な感覚にとらわれます。死んでやっと夢が叶ったという公式サイトのレビューで納得しましたが、私はこの映画は「死」が悲壮なものというか、新たな始まりのような感じに思えて、最後は良かったと思えました。だけど色んなレビューを読むと泣けてきますね。はい、悲しいです切ねぇです(泣)とても綺麗な映画でした…。

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タワーリング・インフェルノ

監督 ジョン・ギラーミン  公開・1975

最後までドキドキ。目が離せなかった…火事怖いですね。火をなめるな!!と言いたいですね。人がパニックになると、しかも集団だと恐ろしく変貌し、自ら死んでいくような哀れな姿になってしまうので、心理というのは興味深く、そして面白いです。この映画では、絶対に安全だとするタワービルが、低コストのずさんな設備のために、電線がショートし、ボヤが大火事になり、300人近くの人々が死にさらされるという、現実に十分ありうる話です。人の造るものを過信し、安全だと信じきる。人にできないことなんてないという愚かな思想。まるでバベルの塔ですね…驕った人間が神の雷をうけるという。都市化が進むにつれ、高いビル群が沢山造られます…そうした過大な思想が時に大惨事を招き、人が造ったものに人が殺されるという。現代人への教訓ですよね。今ある過信を捨てて、本当に大丈夫なのか、安全なのか、ずさんな部分はないのか、全ての人の生活のために、使うものを見直していく必要があると。人の造るものに完璧はないと肝に銘じないといけない。近未来への警告ですね…しかし、もう現実にこういう事故は起きていますから、パニック映画って本当に怖いんですよね、ありうる未来の映像を見ているようで。登場キャラは設計士と消防士がメインで絶対死なないポジションですが、消防隊長はわかる、死なないって!けど設計士の要領の良さと、ピンチの時の判断力、あの身体能力にはびっくりする。まぁ死なないだろうけど。設計士とは思えないあの呑み込みの早さ…最後の貯水タンク爆破するときも消防士の説明を数秒で理解したよな?すげぇぇってなった。本当に良いコンビネーションだった。サギ師のじいさんとミュラーさんは幸せになって欲しかったから、ミュラーさん展望エレベーターから落下したのはショックだった…無情すぎ。で、ミュラーさんは亡くなったのに猫は生きてるとか…いや猫生きててよかったけど、じいさんの失望した顔みると泣けてきて、本当に助かってほしかったので…これが現実かよ!!良い人が死ぬの辛い。欠陥な電線仕様にしたバカ息子とか死が目に見えてわかって、死に方も悪い人間性出まくってて期待を裏切らなかったのは良かったけど。あと、誰にも知られることなく死んでいったカップル(不倫?してたのかな)も可哀想で…。確実に火が消せるのは7階までだと言うのが隊長さんの話で初めて知りました。そら100階以上とか無理すぎ。ビルの社長が つくった人達は殺人者か と独り言のように言うんですが、そうなんですよね。人を殺したのは火ではなく貴方達です。最後に消防隊長がこれからもこんなビルが出来ていく限り、消防士は命をはって戦わなくてはならない みたいなことを設計士に言います…。本当に お疲れ様です、ありがとうございます はじめ、タイトルの後にでてきた一文、「全世界の消防士にこの映画を捧げる」はこの台詞で意味がわかりました。こんな大惨事が起きたって、人はまた同じことを繰り返す…きっと現代に生きている限り、無くなることはないなぁと。全世界の驕れる人々、この映画を見ろ。CGのない映画時代からこんな重大メッセージが…本当に本物の火って迫力があって、熱いものなんですよね。画面通して煙とかでてきそうでした。部屋とかはミニチュアを使って燃やしたりしたそうですが、製作に凄い費用がかかったと思います。でもそれ以上の価値があります。名作です。

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ウィンブルドン

監督 リチャード・ロンクレイン  公開・2005

テニスラブコメ。物語始まると同時にテニスのラリー音とともに、タイトルとかキャストの文字が出てくるのがおしゃれだなぁ~と思いました。話は何も考えなくても楽に見れるので、本当にゆるくて平和で温かな感じです。主人公はテニス選手のコルト。引退を考えるほど落ちぶれた30代プレーヤーである。お相手は女子テニス選手のリジー。こちらは若手注目株。この正反対なプレーヤー人生を送っているふたりが偶然ホテルの部屋で出会い、そこから急に仲良くなって寝たら、そこから急にコルトが試合に勝ち続けるという…摩訶不思議である。リジーが笑えるほど勝利の女神すぎて。コメディだから…コメディだから…って思っても、コルトさんの潜在能力がこんな…開花するのがこんな…愛だったなんて!!しかも「ラブ(愛)=0」ってテニスにかけてるんだよコレ!!ツッコマナイではいられない。地味に回転ずしが出てきたとこは感動しました…ウィンブルドン、イギリスでも寿司回るんだ!!って。地味にあと、脇キャラが光ってました、コルトの家族とか親友とか、ボールボーイとかね。私、ボールボーイっていう存在をあまり知らなく、というかテニス自体もあまり知らないんですが、このボーイはいいですね。最後の決勝戦で対戦相手のボールがボーイに顔面直撃したとき本当にあの野郎、コルトじゃないけど仇をとってやりたくなるほどだった…それほどボールボーイが可愛かったのです…。この話のテーマは多分、「家族」なんだろうな。何か壊れかけていたコルト一家も、テニスで勝つことによって修復し、ヒロインのリジーも勝つことのみにこだわってたけど(これからも勝ってますが)恋によって興味のなかった家庭を意識するようになったと思うし、結果、結婚して幸せな引退人生。いや、引退したら終わりじゃなくてこれからが始まりなんだよ…って。ハッピーっした。ハッピー映画っした。地味に主人公の父母関係とか弟のだらしなさが良くて、印象に残ってます。激しい恋愛でなく、ゆったりとした愛が魅力です。最後の「マーク・マコーマックに捧げる」は一体何の意味だったのか、調べてみるとIMG創設者で既に他界しているそうですが、スポーツマネジメントとか色々な功労者らしいですね…。知識なくてさっぱりわかりません…。テニス好きから見るとまた違った観点で面白く見れる映画なのかなぁと思います。本当にテニスは打ちあっているようにみえます、CGには思えないほどプロすぎる…。

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