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列車に乗った男

監督 パトリス・ルコント  公開・2004

ちょっと泣いてくる…。ラストが胸迫る…。解釈も人それぞれ違いそうな、若干難解そうな雰囲気。ちょっと他の人のレビューも見たくなって読んできました。自分が分からなかった部分をちゃんと画面から感じ取れる人は凄いです!!そしてこの映画は寝起きに見ないほうがいいです…ちゃんと頭が冴えてるときに見よう…。物語初め、列車が走る音と音楽が印象的。主人公は二人の男、銀行強盗のミラン(中年)。元教授のマネスキエ(老人)。ミランが教授の町へやってきて、偶然、薬屋で二人が出会い、薬を飲む水がないと困っていたミランを教授が家へ誘い、何かそのまま一緒に生活するという展開である。全く違う人生を歩んできた二人、正反対だが、そんな相手を羨ましく憧れ、惹かれあう…お互いがそんな貴方になりたかったというような、なんとも切ない話で。土曜日に運命が終わってしまうのか、終始緊迫した中にも二人の穏やかな心の共有がある。二人の男を中心に、その関係性を楽しむ映画なのかな。淡々と進む日常のなか、お互いが今までやりたかったこと、胸に秘めていた思い、二人とも人生の後半で死を待つのみな生活だったからこそ、あれほど共感しあい心を行き来することができたのだなぁと。個人的に気になったシーン●教授の一人芝居(銃を撃つ)、一人パズル、一人下ネタ(ミランを笑わそうとしたがミランに全くウケなかった…みたいに見えて失笑)●ただ淡々と飯を食う二人●ただ淡々と月を見ながらテラスで語りあう二人●パン屋のくだり(女店員の口癖)優しい嘘をつくミラン「ちゃんと言ってたよ」的な●教授のところに通いにくる生徒が何気に美少年●教授の女(熟女)登場でおっさんが嫉妬●物語全体に漂う加齢臭…な個所でけっこう、クスクス笑いました…。切ないですけど、ユーモアも散りばめてあって、悲壮感が和らぐ感じで微笑ましくとても良かったです。印象的な台詞は 「優しさに用心しろ、慣れてしまうから」「年を経るほど輝きは増す」 年とって自信をなくしたと言うマネスキエにミランが、輝いてると言ったこの台詞は何ともせつねぇです。教授にとっては駄目だと思えることでもミランにとっては全て輝いてるんですよね…まぁお互いそうなんですけど。教授がミランに銃の撃ち方を習ってるとこも、何だかせつねぇです同じ意味で。二人はラストで死を迎えるのですが、死の淵でようやく目が覚めたというか、新たな世界が見えてきて。それはミランはマネスキエの人生を、マネスキエはミランの人生を生きるという。初めはミランが列車に乗りこの町にやってきたけど、今度はマネスキエが列車に乗り旅にでる。行き先は分からないまま。このラストの教授がミランにカギを渡すところとか、二人交差するとことか、やっとお互いが生きたかった人生を交代して歩けた…みたいな暗示になっているようで不思議な感覚にとらわれます。死んでやっと夢が叶ったという公式サイトのレビューで納得しましたが、私はこの映画は「死」が悲壮なものというか、新たな始まりのような感じに思えて、最後は良かったと思えました。だけど色んなレビューを読むと泣けてきますね。はい、悲しいです切ねぇです(泣)とても綺麗な映画でした…。
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