監督 宮崎吾朗
公開・2011あの頃が懐かしい…とかいう年代の生まれではない管理人にとっては、まるで異世界でした。部室棟があんなにかっこいいとは…。カルチェラタンいいなぁ。あの埃っぽさとか、ごちゃごちゃした感じ。あそこで住みたい。学生達の自由になれる避難所だよね。そりゃ取り壊し反対するに決まってます。大人に反発する生き生きした学生達がこう、集まって何かする…。青春ていいな。ほのかな恋愛もありなのですが、淡々とすすんでいくので表面的には、甘いような雰囲気を味わいましたが、雰囲気だけです。ただシナリオだけに沿って展開される映画。平坦で、メリハリもなく。ただ真面目につくってみました…っていう映画だよ!!!!管理人は、はっきり言って好きではない。なぜなら、「普通」だからです。昭和ノスタルジー…、ただ材料に助けられているだけにすぎないような気がしてならない。あと気になるのはキャラクター。造形は個性があって好きですが、動きというか台詞というか、なんか人形がしゃべっているかのような違和感を感じてしまいました。生きてないキャラクターに思えました。台詞が違うだけで、中身は皆同じ人間みたいな。学芸会見てるみたいでした。唯一、気になったところは俊と水沼の関係ぐらいです(ノ´∀`*)すみません…。あと、海ですが、海は何故あんなにお通夜みたいな顔してるんですか…。初めの、朝起きてから食事を作る過程が全然楽しくありません。音楽は好きなんですが、それに伴っていない人物。主人公に影がある理由はお父さんの事なんだろうなぁ…って思いますが、ずっとそれを思うほど海はくよくよしてないと思うし、しっかり者なんだから母ちゃんみたいに明るいと思うんですよね。うーん、個人的に消化不良。登場人物をもっと掘るべきだったと思います。表面だけじゃなくて、ちゃんと顔がわかるような。真面目にガチガチに取り組んだ作り手を投影しているようで居たたまれなかったです。背景とか音楽は好きでした。
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