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ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

監督 ピーター・ジャクソン  公開・2003

前回の続き、二作目である指輪物語、佳境です。死んだと思っていたガンダルフが生きていたり、新キャラが沢山登場したりで、長いけれどあっという間に映画を見ることができました。今回、ゴラムが重要なポジションな感じで、登場回数もかなりあり、彼の「善と悪」の葛藤が垣間見れました。フロドとサムを尾行し、指輪を奪い取ろうと必死なゴラム。捕えられますが、フロドの情けで殺されず、道案内役にされるという…。サムはゴラムを信じておらず、フロドの身を案じて彼を遠ざけようと必死。しかし、フロドはゴラムを本来の姿、指輪の執着から離れた「善」の彼に戻したいと、信じようとするのです…。サムが正しいのか、フロドが正しいのか…。それは三作目で明らかになると思いますが、悪の心がまたゴラムを支配しつつ、どう転ぶのかわかりません。どうかフロドを信じてくれとゴラムに言いたいです。何かあったらサムがゴラムを躊躇なく刺しそうですが…。以下長くなるので印象に残ったシーンを箇条書き

●レンバスというエルフの食べ物がクッキーみたいで上手そう●ガンダルフ最強すぎ●アラゴルン、レゴラス、ギムリが雄大な自然を走り抜けるシーン。とにかく壮大で、綺麗。ギムリが長距離苦手だから皆より遅れて走って、レゴラスに若干背中押されるような感じで良かった。ギムリが可愛くみえた…●ピピン、メリー、木人の背に乗りっぱなし。本編3時間もあったのに、ほぼ木のエントとの絡みしかない。何もできない非力さ…でも何かできることがあるはずだ。そんな一般人からの目線。一番感情移入しやすいキャラです。●アラゴルン、崖から落ちるも無事帰還。この人は人間なのだろうか。エルフのアルウェンとの恋が切なすぎる。エルフと人間の寿命の違いとか…住む世界が違うとか、種族が違う者同士の恋ほど切なく燃えるものはない…●ガンダルフ、灰色のガンダルフから「白」のガンダルフに。白く輝きすぎで見るのが辛いほど発光●ガンダルフVSモルゴスのバルログとの死闘、「奴を投げ落とし、山腹に打ち付けて息の根を止めた―――」魔法使い最強●ガンダルフの九死に一生体験…不思議な空間へ出て、そこには星達がまたたき…過ぎ去る一日が地上の一生より長かった――――(略)とにかくじいさん半端ない●ローハンの王、サルマンの呪縛から解かれる。若返りすぎ●ギルム、何か食いすぎ…でもギルムが可愛い。エオウィンを元気づけるような発言とか、優しい奴め…あの背が低いずんぐりむっくりな感じも可愛く…一部より更に味がでてる●エオウィン、アラゴルンに惹かれるという王道パターン…しかし私はギルムとエオウィンが良いです…●サルマンの兵が明らかに人多すぎで容赦なさすぎる●アラゴルンの馬が主人に献身的で泣けるほど可愛い。崖から落ちて倒れてるアラゴルンをぺろぺろ…可愛い…●ボロミアの兄登場で、前回のボロミアの死がこのための伏線だったと気づく。最後の最後で指輪にとらわれなくて良かった…サムの訴えが一番大きい●ローハンの兵にエルフの軍団が加わる。弓の命中率半端ない…●木人、エント、戦いに我らは関係ないと非協力的だったが、サルマンによって自然を破壊されたと知るや仲間のためにと容赦ない。水を呼んだり、敵を殴り殺しまくったり、木、強すぎて若干怖い。自然を操ることができる奴らが一番最強だと思うんだが●ローハンの兵、劣勢だったのにガンダルフ率いる兵の加勢で一気に勝利。ガンダルフ神すぎ●主人公フロド、ひたすら走る、歩く、捕まる。指輪の支配で精神的にかなり危うい。そこでサムの存在のでかさ…サムの精神力は並大抵のものではない。サム献身的すぎ●暗い物語の結末ではなく太陽が昇るような結末。決して主人公は道を引き返さない。命をかけて戦って守る、尊いものがこの世界にはある。いつかこの指輪をめぐる戦いは物語となって、自分の息子らに語るだろう―――というサムさんの語り●「サムがフロドを助けた」勇者はサム。あくまでサム推しなフロド

皆戦う理由は一つ、「仲間のため」なんですよね。世界のためとかそんなスケールのでかいことじゃなくて、身近にある尊い生活を守ること。それが自分達のすべて。物語も次で最終章ですが、終わりに近づいていることがわかります。一部では本当に少ない仲間達だけで、サウロンと戦えるのか不安すぎて、先行き暗かったのに、渓谷での戦いに勝利したり、未来に光が見える展開で安心。そして何より指輪がどうなるかが一番気になるところです…。フロドの苦しみを解放し、物語初めの、ホビットの村にいる元気な彼をはやく見たいのですが。肉体的には戦ってなくとも精神の戦いも同じくらい辛いので。幸せになってくれと願わずにはいられない…。ゴラムはCGで造られていますが、リアルに物体を感じられる人ですよね…。生々しくて。人間の動きを見てCGを造ることでよりリアルになるんですね。キャラ達の内面が一部より更に濃くなって一人一人を愛情もって見守ることができます。だから最後まで生き残ってほしいのですが。二部は戦いが中心なので、馬を使った戦闘シーンや弓で射るシーンや、とにかく目が離せない展開。特殊効果とか気にならないぐらい本物みたいで。全くダレずに続きが気になります。

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ロード・オブ・ザ・リング

監督 ピーター・ジャクソン  公開・2002

これぞファンタジー。この圧倒的世界観…。原作の指輪物語は読んだことがないのですが、読んでいなくても伝わってきます、原作に忠実だという事と、監督の指輪物語に対する愛情というか…本当に好きなんです!みたいな。原作読んでなくともほとんど話がカットされてない感じで十分理解できました(そのかわりとても長かった…)。メイキングで知りましたが、小道具を一から造ったという…そのこだわり半端ない。私達の日常に溢れていないものを造る。その世界の物を、文化から全て造る…この心意気は凄いです。どれだけの時間を要したのでしょう…考えられないですね。ニュージーランドがロケ地だそうで。まだ文明が支配していない、神秘と不思議が残っている地として最適だったよう…行ってみたいですね。そこで、撮影のためホビット村を造るんですが、昔からそこで住んでいるという生活感をだすため、映画撮影一年前から畑に野菜を植えたとか、よりリアルを追求していて感心しまくりでした。作品では特殊効果を使っていますが、トロルにしても、リアルな存在感を出すようにかなり工夫しているようです。というか、本当に化物が本物っぽいリアルな質感なので、ほぼ成功していると思います。本当に気持ち悪い生物だ。それに比べてエルフの美しいこと…エルフ役は背が高いといけないらしく、配役も入念すぎて、それがまたキャスト全員はまっていて成功していて、本当に(さっきから「本当」言いすぎですけど)良かったです。エルフ語何を言ってるのか分かりませんけど、実際にそのような言葉があるというのが驚き。歌のような、流れるような心地よさで耳に入ってくる言葉ですね…綺麗だぁ…。主人公フロドはホビット族なのだが、その小ささがなんとも萌えで。サムとピピンとメリー、4人の身長が同じくらいで、普通より足が大きく、背は1メートルちょっとしかないそうで。小さいのが一緒に群がって走ったりしてると何とも可愛くて抱きしめたく…なりますよ!!指輪をめぐる争いに、全く戦いとは無縁のフロドが巻きこまれ、指輪を破壊するという使命を背負ってしまう。しかし、指輪を無に帰さなければ、ホビットの村も日々の暖かな生活も無くなってしまうわけだから、愛する仲間、自分達の愛する土地を守るためにも、この運命を背負って一人耐え抜かなくてはならないんですよね。物語終盤、指輪のために集まった仲間達が、指輪のせいでバラバラになりかけてしまう。指輪の誘惑が人を狂わせてしまう…そんな狂気を見てしまうと、たった一人でこの使命を果たすほかないと思うのは当然。しかし、フロドをたった一人にしなかったサム。ガンダルフと約束した、「フロドから離れないこと」を全うするため。本物の忠誠心だよね…泳げないのにフロドを追って川で溺れてまで(涙)フロドの「サム、お前がいて良かった」が心に響きます。さまざまな種族の仲間達がなんとも個性的で、面白かったです。その関係性もはじめと少しずつ変わっていく様も見ていて和みました。ガンダルフの本気の戦いは、強すぎてやばかったんですが…やっぱりそこで死んでしまうのかと、泣けてきました。フロドに沢山の助言や格言を残してくれたガンダルフじいさん、一生皆の心に生き続けるよ(涙)ピピンとメリーの悪ガキコンビも可愛くて。お前らは何故ついてきた?とツッコミを言わざるおえないのだがそこが良い。旅の邪魔になるかとおもいきや結構強い。食いしん坊で、お菓子とソーセージのことしか頭にない。そんなひょうきんなキャラがいて場が和んで、必要な仲間です。…だからどうか無事でいてー!さらわれちゃって、どうなるか気になるとこで終わったから…アラゴルン達が助けてくれるって信じてます。このアラゴルンとボロミアの関係も良かったです。ボロミアがアラゴルンに心を開いて民への不安を語ってるとことか、最後、死ぬ間際に誘惑に負けてしまったことを全て話すところとか、二人の距離感が好きでした。レゴラスは非の打ちどころがないエルフなイケメンで、弓の的中率は半端ないし。ギムリはもうギムリっていうか、斧持たせたらもう敵はいないぐらいの安心感だし(でもなんとなく、一番初めに死んでしまうキャラだと思っていました、スミマセン)エルフのお姉さん、アルウェンは美しく強いし。キャラクターの魅力だけでどんどん引き込まれる、壮大なファンタジー映画でした。サウロンによって世界はまた闇になるのか、フロドは無事、指輪を葬ることができるのか、アラゴルン達はピピンらを助け、またフロドと再会できるのか…。続きが気になります。

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大脱走

監督 ジョン・スタージェス  公開・1963

耳に残るテーマソング。この曲、どこかで聴いたことがあるんですが…。TVのBGMとかでよく流れてませんかね…。元の曲はこれだったんですね。知らなかったので感動しました…。大脱走は実話をもとに脚色を加えた物語だそうで…。第二次世界大戦中の、ドイツ空軍管轄下に捕虜として移送されてきた男達の、ユニークかつスリルな脱走劇。事実を考えれば、こんなに悲痛なことはない、暗い出来事なのだけれど、全然、暗くならない展開でむしろ明るく、さっぱりと軽快な音楽とともに話は進んでいくので、面白いエンタメ系です。何より、キャラクターがどれも個性的で魅力あふれる男どもなのでどんどん引き込まれます。結局、脱走は失敗に終わるのですが(唯一、成功して逃げ延びたのは三人…ウィリー、ダニー、セジウィック…だと思うのだが合ってないかも)その、脱走する過程が飽きないつくりで、むしろなるほどなぁ、頭良いなぁ…感心しまくりでした。掘り出した砂を気付かれずに外へ出す方法。布に砂入れてズボンに隠すとか何ソレ…ってなりましたアシュレー頭良いイケメン。けどアシュレー、逃走中パートレット達をかばうために撃たれちゃって、私はショックでした。彼の眼鏡姿がカッコよすぎてつらかった矢先の出来事。脱走した男達、失敗して射殺されてしまうのがほとんどなのですが、これが本望…みたいな、死際が潔くて暗くならないんですよね…。物語の盛り上がる瞬間、軽快な、あのテーマソングが流れて更に盛り上がる展開で、胸を熱くさせます。長く愛され、見ることができる映画です。いつの時代に見ても色あせないので、これが名作というものなのでしょう。収容所に来て、真っ先に逃げようとする姿にも笑えました。車に積んである木に隠れる、おっさんの集団に混じる(ばればれの変装)、ヒルツは早々に鉄格子チェック。そう、この独房王ヒルツがこの物語の主人公格で脱走のカリスマ的存在。一匹狼かっこいいとしかいいようがない…。そしていつもキャッチボール。独房で淡々と壁にボール打ちつけてる姿とか、なんか身のこなしが全てかっこいいよね…。アイブスと協力して二人で脱走を試みるも、泥だらけになってまた独房行きとか、あの泥まみれな姿が面白すぎて…。この人、毎回、脱走→独房→脱走→独房…エンドレスだよね。そこがまたコントのようでツボになります。アイブスの死でパートレット達に協力するヒルツ。軽やかに逃走する姿、バイクを奪い気持ちよさそうに走りぬける姿が印象的でした。そしてあっけなく格子に絡まり捕えられ…また独房に入り、いつも通りのキャッチボール…壁に打ち付けられる音が永遠に響いて、物語終わるんですけど、何とも潔い、哀愁が漂うかっこいい締め方ですよね。若干、クスっとなるんですよね…。以下、長くなるので気になった場面を箇条書きで… ●トンネル掘り中、看守が来たので皆掃除をしているふりをして誤魔化す、その中でダニーだけがシャワー●鳥の勉強、モズの絵が上手すぎ●服を毛布でつくったり、器用すぎる仕立屋グリフィスさん●トンネル掘りのシーンは全て。土を掘り出し、土に埋もれ、とにかくむさ苦しく狭いイメージが伝わってくる(閉所、暗所恐怖症には本当に辛い…ダニーの気持ちがとても分かります)●トンネルを掘るにつれ、支柱が必要になる。さまざまな場所から板を拝借するヒルツ。ベットの底の板ももちろん薄くなった…それを知らずに勢いよくベットに飛び乗った男がコントさながらの落ち方。それを見たヒルツ、「おれ、知らね」●イモで酒を造る男達。独立記念日のバカ騒ぎ。酒に群がる列が多すぎ●ヒルツ、格子を切断、脱走、独房●コリンが失明、ヘンドリーが最後まで一緒に逃げる。この二人の友情が…泣けて泣けて。飛行機で逃げたけど捕まってしまってな…コリンの死際、ヘンドリーに言った「ありがとう」はマジ泣き●250人脱走できるのか?脱走決行。看守にばれるかもしれないドキドキはらはら感●6メートルの誤差…測量屋あぁぁあ●ダニーとウィリーの友情。逃走にボートを使う…二人ゆったりしててまじカップル●大戦中のため空襲が脱走中に起きるという…あの暗闇になるタイミングが絶妙●パートレット、マックの逃亡。まさかのマック、語学ミス。フランス人になりきれなかった…●「組織づくりとトンネルづくりが俺の生きがいだった…幸せだった」ビックX…パートレットぁぁああー!マックと天に召される●50名死亡、11人施設戻り。この脱走に価値はあったのか?あったと…考え方次第だと言うおっさん(名前が分からなくてスミマセン)●遅れてヒルツ登場。脱走失敗で残念なのだが、何故か、おかえりー!!と言いたくなる。まってました的な。また彼の脱走劇が始まるのだなぁ  

三時間もあったけれどあまり時間を長く感じることなく、楽しく見れました。

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劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 

監督 高松信司  公開・2010

お約束の止め絵、BGM、台詞のみのOP。まさかのワーナー・ブラザーズ。しかも二度、繰り返すという、お笑いの手法を初めから余すことなくぶっこんでくるとはさすが銀魂。

個人的にツボだった場面 

●近藤さん、全裸で素振り●エリザベスの口が「コーヒー豆」という銀時の例え●鉄矢、うるさい。●新八のキレっぷり●宇宙のシーン、シェルターみたいなのとか、まじガンダム●紅桜に浸食された似蔵がまじアシタカ●武市先輩、ロリコンを否定しすぎで若干ウザイ●紅桜をあれだけ量産する意味●紅桜、学習能力をもった刀らしいのだが、もう刀でもなんでもないだろあの破壊力…しかし銀時の木刀は一発で折れない。対、銀時となると、とたんに破壊力が消える不思議…って思ったら「これは奴には効かない!!」のお約束オチ。ありがとう。●鉄矢、紅桜の説明お疲れ様(あの○○の能力は…的な説明を分かりやすく教えてくれる便利な奴)●鉄子の打った、う○この刀●神楽と新八のキレっぷり(二人だとなお、美味しい)●次回作はあるのか?特報でのキャラクター祭り。アニメは終わらない、まだ始まってもいない 

個人的に萌えだった場面

●銀時が似蔵にやられたときの新八のキレっぷり。似蔵の腕を斬り落としたとこは、本当に お前はやればできる子 ●神楽とまた子の戦い。つばのかけ合い。ぎゃーぎゃーしてて可愛いなぁ…●未だに獣を飼っている(精神的な意味で)高杉が、唯一ブレないイケメン。銀魂の中で唯一キャラが壊れていないイケメンなのではなかろうか…(私は熱心な銀魂ファンではないのでわかりませんが)とにかく、高杉だけはカッコイイよ(一般的な意味で)●深手を負った銀時が妙に看病される 銀時「とめるって何?息の根?」妙「ジャンプ読みましょうね~」のやりとりが可愛すぎた。そしてその後、傘を置いて去る妙さん…行ってきなさいよ…っていう意味なのね…傘の柄がうさぎさんで可愛いのだが、それを見て「かわいくない女」と嬉しそうに言う銀時とかね…この二人の恋愛でもないなんだろう…姉さんと弟みたいな心地いい関係がいいです●新八と神楽に対し、また子「誰のまわしものっすかー!!」 銀時の顔アップ、手を振って 新八神楽の 「宇宙一バカな侍だコノヤロー!!!」 の声がリンクするところは鳥肌●銀時VS紅桜 善も悪も越えた「美」を持つ神々しい白い奴、目ざわりな光、それが銀さんなのであるということ(すべて似蔵さんが語ってくれたような)●剣だけに生きようとした仁鉄、余計なものを排除してこそ芸を極めることができると言う。そんな仁鉄に、「余計なものを排除する?ただ面倒なだけだろ!いろんなもの背負え!」的なことを言う銀時。まっとうなことを真っすぐ言う銀さんかっこええ●鉄子と仁鉄の過去シーン、「人を守る剣」がつくりたいという鉄子、それを思いだしたかのように、仁鉄が満足げな顔して死んでいったとこ、号泣●「今も昔も嫌いだが昔も今も仲間だと思っている」桂が高杉に言った台詞●「俺はただ壊すだけ」な高杉と「壊すには大事なものが多すぎる世界」な桂●銀時と桂の戦闘シーン。二人で戦う姿まじかっこいい。しかもDOESの曲が流れて最高に盛り上がるところだった…●「銀時、変わってくれるなよ」な桂と「ヅラ、変わったときは真っ先にお前を斬る」な銀時●高杉に宣誓布告する銀時と桂、お前を許さん的な…これも仲間だと思っているから見過ごすことはできないっていう、人情よね…●始まりは皆同じだったのに変わってしまった…桂と銀時、ラストのパラシュートで去るシーン 「覚えているかこいつを…」「ラーメンこぼして捨てた…」…銀さあああああああん!!!かっこええー!!!銀さんらしくて大好きだ…松陽先生の寺小屋で使ってた教科書なのかあの本は…ちゃんととってある桂さんと銀さんの対比。●お妙さんの傘を神楽が差し、新八、銀さん、三人で万時屋に帰る。待っている妙さん。この映画ではお妙さんかなりヒロインだったな。良い女だよ!

基本、おふさげで下品な銀魂だけれども、結局は良い話だったなぁ…にまとめられる銀魂。時代劇、人情が根底にあるから、大きくバカ騒ぎしてもそれに帰れば全く問題なし。なんでも屋さんが困った人を助けるという、古くからある正義概念を貫いているのだと。個性ありすぎるキャラが目立って、総称して「下品」にまとめられるけど、本当はとても「品がいい」と思う。おそらく、品がよすぎてそれを貫くだけでは、作者さんにも照れがあるのではないかなと思ったり。面白いバカキャラでカモフラージュして、なんてなー!的な。きっと空知さんは良い人だと思う。あと特出すべきは台詞まわしのセンス。ギャグテンポのよさ。やっぱり一番は台詞だろう。面白い話し言葉、銀さんらが言ってる事は全部。銀魂語って感じ。他にない感じが独特で良いと思う。キャラクター個性だけで十分成り立ってしまう話。関係性の面白さ…。それが良くでているアニメ(漫画)でした。

アニメは終わらなくていいよ。

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ディア・ハンター

監督 マイケル・チミノ  公開・1979

長い映画でした…。ひとつひとつの描写が、何一つカットされずに、そのままドキュメントみたいに流れているような、そんな感覚でした。日常の平和で楽しいシーンから、ベトナム戦争編に変わるのですが、そのギャップが半端ないです。アメリカ軍として入隊した若者、マイケル、ニック、スティーヴンの三人。彼らは国のために命を…という意気込みではない感じで、入隊するのが当たり前のような(実際にベトナムに行く前は鹿狩りをしたり、ごく普通の青年)…広いアメリカですから、ロシア系移民らしいし、彼らの背景が結婚式のシーンから読みとれるらしいのですが、知識がないので深く読みとれませんでした(泣)この結婚式のシーンは恐ろしく長く感じました…実際の結婚式をカットせず全て見たって感じです。スティーヴンとアンジェラの結婚。杯の飲み物をこぼさずに飲み干したら幸せになれる…で、一滴だけこぼれたのが印象的でした。白いドレスに赤黒い水滴がぽつり。その予言どおり、スティーヴンは無事生きて帰れるのですが、両足を失って車イス生活に。病院の施設で生活してましたが、アンジェラの元へは帰れない状態で。身体を治すのが先ですが、心のほうの回復をはやくしてほしいです。唯一平和な部分で、結婚式後のマイケルの暴走ぶりが何ともアホな若者らしくて好きです。全裸で走るとか。こういうバカ騒ぎを楽しくやってる彼らの生活が戦争で一変してしまうのがリアルですよね…。全裸で走りまくったマイケルが「ベトナムから帰れるか心配だ、すべてはこの町にある…」と隣にいたニックに言うのですが、そのニックが「何かあったらここに連れて帰ってくれ」とマイケルに言うんですね…。この言葉、ラストシーンを見るとかなり泣けます…。マイケルとニックの友情が、本物すぎて(泣)。ベトナム側の捕虜になったシーン、ロシアンルーレットの餌食にされたとこは本当に非道…。こんな命のやりとりを楽しそうに見ることができてしまう精神状態にさせる、戦争という狂気が恐ろしい。人間じゃなくなってしまう感じで。マイケルの機転で助かったものの…このままニックもマイケルのように故郷に帰ったら良かったのにと。ロシアンルーレットのプレーヤーになるなんてな…。金が稼げるからとかそういうんじゃなく、ニックは精神が崩壊してしまったんだろう…。普通の判断ができない状態。戦争が終わって故郷に帰ってきたマイケルだけど、ニックの姿はない。マイケルはニックを探そうと連れ戻そうと、自ら危険な場所に飛び込んでいくんですね…。プレーヤーとして勝ち続けているニックがもう仏か何かの境地にいるようで、人が放つオーラじゃないのが怖い。そこでマイケルがニックを取り返すためにロシアンルーレットに参加…。向かいあって、少しでも心が、マイケルだと分かって正気になればと思ったのだろうが、ニックの神経はおぼろげで、簡単に銃の引き金をひく。迷いもなく。「愛してる…」そう言って引き金をひいたマイケルは本当に自分が死ぬつもりだったと思う。死んでも取り戻したい思いが真っすぐな愛が伝わってきて号泣です。でもそれは空で…。ニックが当たりなんですよね。もしもマイケルがここに来なかったら、きっとニックは勝ち続けていただろうと。しかしここで終わりにしなければ、ニックという精神は心は既に死んでいて、もういないのだから。辛いことをずっと続けるよりはここで終わらす…。「何かあったら連れて帰って」正気の頃に言ったニックの台詞が響きます。死んでやっと故郷に帰れて…。マイケルもその他の友人も、悲しくてやるせなくて。戦争という愚かな行為がどのように人を変えてしまうのか。普通に楽しく生活することがどんなに幸せか。戦争、反対です…というメッセージが映画を通して伝わってきました…。見るのが辛い映画だけれど、目をそらしてはいけない問題なんですよね。

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