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ウィンブルドン

監督 リチャード・ロンクレイン  公開・2005

テニスラブコメ。物語始まると同時にテニスのラリー音とともに、タイトルとかキャストの文字が出てくるのがおしゃれだなぁ~と思いました。話は何も考えなくても楽に見れるので、本当にゆるくて平和で温かな感じです。主人公はテニス選手のコルト。引退を考えるほど落ちぶれた30代プレーヤーである。お相手は女子テニス選手のリジー。こちらは若手注目株。この正反対なプレーヤー人生を送っているふたりが偶然ホテルの部屋で出会い、そこから急に仲良くなって寝たら、そこから急にコルトが試合に勝ち続けるという…摩訶不思議である。リジーが笑えるほど勝利の女神すぎて。コメディだから…コメディだから…って思っても、コルトさんの潜在能力がこんな…開花するのがこんな…愛だったなんて!!しかも「ラブ(愛)=0」ってテニスにかけてるんだよコレ!!ツッコマナイではいられない。地味に回転ずしが出てきたとこは感動しました…ウィンブルドン、イギリスでも寿司回るんだ!!って。地味にあと、脇キャラが光ってました、コルトの家族とか親友とか、ボールボーイとかね。私、ボールボーイっていう存在をあまり知らなく、というかテニス自体もあまり知らないんですが、このボーイはいいですね。最後の決勝戦で対戦相手のボールがボーイに顔面直撃したとき本当にあの野郎、コルトじゃないけど仇をとってやりたくなるほどだった…それほどボールボーイが可愛かったのです…。この話のテーマは多分、「家族」なんだろうな。何か壊れかけていたコルト一家も、テニスで勝つことによって修復し、ヒロインのリジーも勝つことのみにこだわってたけど(これからも勝ってますが)恋によって興味のなかった家庭を意識するようになったと思うし、結果、結婚して幸せな引退人生。いや、引退したら終わりじゃなくてこれからが始まりなんだよ…って。ハッピーっした。ハッピー映画っした。地味に主人公の父母関係とか弟のだらしなさが良くて、印象に残ってます。激しい恋愛でなく、ゆったりとした愛が魅力です。最後の「マーク・マコーマックに捧げる」は一体何の意味だったのか、調べてみるとIMG創設者で既に他界しているそうですが、スポーツマネジメントとか色々な功労者らしいですね…。知識なくてさっぱりわかりません…。テニス好きから見るとまた違った観点で面白く見れる映画なのかなぁと思います。本当にテニスは打ちあっているようにみえます、CGには思えないほどプロすぎる…。

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